« | メイン | チャリティコンサートに参加 »

2006年04月23日

本当に便利な世の中?

坪さんと一日に2回も渋谷で買い物をした。(笑)
2回目のビックカメラで、久美ちゃんがレジに行ってる間に
老夫婦が店員の説明を受けてるのを見た。
きっと孫の入学式か何か?でデジカメを買おうとしてるようだった。
若い店員さんも、一生懸命説明してるのだが
やはり老夫婦には解らないようだった。
店員の勧めるままにデジカメを決めた老夫婦は
次にメモリーカードの説明を受けるハメになった。
本当に世の中は便利になったのだろうか?

昔はカメラを買って、フィルムを入れて
決められた枚数だけ撮って
町の写真屋さんに持っていけば
かわいい孫の写真が見れたはずだ。

それが今では、分厚い説明書の小さい文字を見ながら
きっと気の遠くなるほどの手順で写真を写すハメになる。
おまけにフィルム代わりのメモリカードもそのままでは使えず
フォーマットなどという、
どう年寄りに説明しても解らない作業をしなければならない。

町の電気屋さん、写真屋さんがどんどん無くなって
安いだけの量販店が増えていく、、
人を削って機械が増えていく、、、
これが時代の最先端なのだろうか?
これから増えていく老人たちは
やはりこの時代から切り捨てられて行くのだろうか?

私は確かに4台のマシンと毎日戦っているが
これは最先端だと思った事は一度もない。
お金がないからマシンに頼っているだ。
お金があれば、3DCGなど作らずに実物を作って撮影するし
オーケストラだって本物を使う。
カメラもマニュアルカメラで36枚を無駄なく撮りたい。

要するに 今の時代の最先端とは
気持ち的に貧乏な発想から生まれてきてるモノなのではないだろうか?
昔の人たちは今の仕事をするために
たくさんの人を雇い、意見を聞き、目的を達成してたような気がする。
少なくても、この電磁波を発生させる魔法の箱からは
クリエイティブなモノは何も作れない。
作れるような気にさせる麻薬効果はあるが
それは錯覚なのだ。

機械を介しての生活に慣れてしまった若者は
機械を使えなくなった老後を どう生きるのだろう?
きっとその時にすべては錯覚だった事を知るのだろうか?
本当に世の中は便利になっているのだろうか?

投稿者 DR.EVAK : 2006年04月23日 01:54

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)