カッティングに目覚めた時

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高校3年の時に、このアルバムと出会った。
当時フォークをやっていて
CSN&Yが神様に見えた。
JAZZはあまり好きではなく、特に4ビートは今で言うおじさん臭くて嫌いだった。
リードギターというのも、暗くて好きではなかった。
当時のギター少年は、ひたすら部屋にこもって耳コピーをして
練習してたからだ。
そんなときに、このアルバムがラジオから流れて
すぐに買った。Right Off を聴いたとき、頭の中で何かが光った。
カッコエエ!このギターは何なんだ?と、、、、
その時に私のギタリストへの道が造られた。
その時からJohn McLaughlinが、神様になった。
Jack Johnson
このアルバムが無かったら、フュージョンというジャンルは生まれなかったかも知れない。

私を知ってる人は解ると思うが、リードギターよりもカッティングが得意だ。
そのルーツはこのアルバムだった。
当時はリードギター全盛時代で、リズムギターなどはおまけだった。

今の音でリードギターがある曲は本当に少ない。
ドラムはループかマシンで、ベースも生で演奏してるものは皆無だ。
すべての音楽に強弱がなくなり、テンポも一定、
だから若者に感情の起伏がないのかもしれない。
このアルバムを聴いてもらえば解ると思うが
演奏者は歯を食いしばって演奏してる。
マイルスの指示にしたがって、このテンポとグルーブを守るために
熱くならずクールに、歯を食いしばって演奏してる。
このクールさが今の音楽にはない。
だから今の若者もすぐキレるかも、、、、。

かっこよさには、それなりの理由がある。
表面だけでは解らない理由がある。
その理由を追及しないで、手軽くネットで調べたり
金で手に入れたりする今の若者には
どこかで勘違いをしてるのかもしれない。
今の若者が、歯を食いしばって携帯を一ヶ月使わなければ
何かが見えるかもしれない。(笑)

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このページは、DR.EVAKが2006年11月 1日 23:26に書いたブログ記事です。

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