高校の時に聴いたTapestryは、本当に衝撃だった。
特に歌詞が渇いた心を隅々まで潤してくれた。
この2枚は絶対に日本版を買って訳詞を見て欲しい。
音楽の歌詞に
これだけの意味を持たせられるとは思ってなかった。
その後、荒井由美という人が美しい日本語にのせて
高度な音楽を始めた。それはそれでいい。
キャロルキングは遅すぎたデビューなのだ。
実はソングライターとして、このアルバムの前に
他の人の曲をたくさん書いてヒットさせてる。
要するに若い時から天才でヒットメーカーなのだ。
彼女の他の人が歌う曲は確かにいいのだが
このアルバムから自分で歌ってる。
私は、やはり自分の言葉で歌ってるキャロルキングが
好きだ。ヘタだけど、背伸びもしてない等身大の自分を
歌ってる。
Tapestryは、私の一番好きなアルバムで
世界で一番のアルバムだと思ってる。
Musicはその後のアルバムなのだが
Tapestryで言えなかった事や
ヒットメーカーとしての自分を表現してるように思える。
アレンジにおいても、この2枚のアルバムの
シンプルなアレンジは大いに勉強になった。
特にベースのフレーズは、私の原点になってる。
とっても白人っぽく聞こえるが、
キャロルキングは、ほとんど黒人に曲を提供してる。
最近、自分の言葉で話してる若者を見たことがない。
表現がヘタでも自分の言葉で話して欲しい。
どっかで聞いたフレーズや、流行言葉、意味を持たない外来語
マニュアル通りの受け答え、どっかで拾ってきたうんちく
なんか私はもううんざりなのだ。
メールや携帯電話のせいで、面と向かって話さなくてもいいからなのか?
人の目を見て話す若者を見ない。
小さなコミュニティだけで通じる言葉だけで満足してる気がする。
キャロルキングのように等身大の自分を
どんな世代の人にも、素直に話して欲しいものだ。