NYで社会に出た私は、この映画のように
仕事を教えられた。
でもそれは30年以上も前の話で
まさか、未だにこの業界で生きてるとは?
結末はちょっと賛否両論だが
これもアメリカ式で、よくある話だ。
この映画はまったく気にしてなかった。
しかし、本当に楽しめた。
この主人公はファッション業界の仕事が嫌いなので
つらく思ったかもしれないが
音楽業界に入りたかった私は、犬の散歩も
パシリで買い物に行くのも、スタジオの掃除も
全然、苦ではなかった。
しかも、そういう誰でもできる仕事を
言われた事以上にすることが誇りでもあった。
アメリカは言われた通りの事をしても誰も評価しない。
この映画のように代わりは、いくらでもいるのだ。
また弱ったボスは、簡単に切り捨てるし
裏切りもする。
今でもNYでは、私の青春時代のままで
仕事してると思うと、ちょっと嬉しかった。
この映画では”No Question”(質問無用)が掟だったが
私の場合、今のエバックでも掟にある
”No Excuse”(言い訳無用)が掟であった。
今の日本の若者には見て欲しい映画だ。
仕事とはこういう事を言う。