敬愛なるベートーベン は
久々にいい音を聴かせてくれた。
やはり、オーケストラは、このくらいのダイナミックレンジが欲しい。
これも原語で観たのだが、この映画の第九は久々に良かった。
原題はcopying Beethoven、ベートーベンの写譜って感じかな?
この写譜屋さんって、まだあるのだろうか?
この映画の写譜はスコアを作る写譜屋さんだが
私が知ってる写譜屋さんは、
スコアをパートに書き換えてくれる仕事をやってくれる。
昔、本当に世話になった。
40段の譜面を書いていると、よく間違うのだが
この写譜屋さんが電話をくれて確認してくれる。
メガネをかけたのも、スコア譜が6線に見えたからだ。
ある日、写譜屋さんから電話が来て
チェロパートが一音上がってるようですと言われた。
確かに、完全に一音間違って書いていた。
やっぱメガネかけるか?と、このときに思った。
また、ある日、ビオラがヴァイオリンの上を行ってますと
電話が来た。
これは意図してたことで、これでいいんです。と言うと
日本では珍しいことらしく、かなり驚かれた。
今や私も譜面を書くことはない。
必要とあればプリントアウトできる。
譜面から音楽を作ることなく、直接音にできる。
でも、この映画を観て
譜面からの音楽はイマジネーションを豊かにすることに
気がついた。
たまに譜面から音楽を作って、エバックのメンバーを
泣かすか?(笑)