最近のドリューバルモアの映画は、本当によくできている。
自分がプロデュースなどに関わっているからか?
アメリカ映画の定番ラブコメなのだが、
とてもスマートにできてる。
奇をてらった作品が多い中、安心して観られる。
今の世界的傾向として、内容や結果より
経過のパフォーマンスだけで押し切る傾向にある中
彼女の作品は、それなりのクオリティを維持してる。
昔は、このように音楽を作っていた。
そしてこのように策略があって、
作品をねじ曲げられた事もある。
まあ、私の場合、アメリカでの仕事は
ねじ曲げる方だったのかも?しれない(笑)
音楽がビジネスになって
ウッドストックの頃の
我々の音楽は無料であるべきだという
信念は跡形もなくなってしまい
良い音楽よりも売れる音楽が、良い物とされてきた。
それは、今の経済や文化も同じで
売れない物は、どんどん消えて行った。
でも、それは人々が知らないだけなのかも?しれない。
日本のようにマスメディアに振り回されてる国民は
操り人形のように、良く踊ってくれる。
北朝鮮と何の違いがあるのだろうか?
話がそれたが(^_^;)
この映画では昔のヒットメーカーに今のアイドルが曲を頼む。
アメリカでも本当の音楽が作れる人、
マトモに演奏のできる人、がいなくなってる。
確かにクラシックでも百年前の作曲家に対向できる
20世紀21世紀の作曲家はいない。
文明のせいで、それだけ表現力が無くなっているのだ。
日本のアイドルと違い、この映画のアイドルは
どんなアレンジでも自分なりのパフォーマンスをする。
ここがエンターテーメントの本場であり
ブーイングの文化の違いだ。
日本のコンサートでブーイングしてる観客を見たことがない。
どんなヒドイ外タレコンサートでも、拍手してる。
私はかつて、マディソンスケアの
レッドツェッペリン、ローリングストーズのコンサートで
ブーイングの嵐を観た。
ラリラリで演奏を間違えたから、全員が怒ったのだ。
今日はどうも話がそれる(^_^;)
水戸黄門よろしく、定番で安心して観られる映画は
ある意味、人をやさしくしてくれる。
これが言いたかったのだ(笑)