もう古い部類の作品だけど、夢のある作品だ。
監督はリックベンソン、CGの役者の声には
マドンナ、スヌープドッグ、デビットボウイなども参加してる。
夢のある映画が大好きだけど
この作品は王道を行ってる(笑)
この作品を見たらCGのリアルさに驚くだろう。
これはちょっと違う方法でCGを作っている。
今、私が作ってるCGはレイトレースという方法で
レンダリングしているのだが、これは光と影をライトで設定し
シミュレーションして作成する。
なので、本当に照明を解ってないとキレイに見えない。
しかし、物体からの反射した光は繁栄されない。
そこで物体からの反射は物体自体を発光させ
それっぽくする。
マシンが速くなったとは言え、その方法でも
ちょっと凝ると、1秒作るのに30分~40分かかる。
今作ってる某健康食品会社のCGは
ダースべーダーマシンを使っても
30秒作るのに17時間かかる。
この作品はラジオシティという方法で製作されてる。
これは物体の反射光なども計算によって作り出すので
うまい設定をすると実写と変わらない。
しかし、計算によって作り出すと言うことは?
それだけ時間がかかる。
私のレイトレの約4~8倍の時間がかかるのだ。
その為にはマシンを何十台も並列につなぎ
単純に時間を短縮するのだ。
昔、あるスタジオでMacを50台ぶらさげた事があった。
確かに速かったが、すごい熱だった。
何十時間もつけっぱなしで作業させるので
途中で止まってるマシンもあり大変だった。
つまりコスト方面で映画などには向かない方法なのだ。
しかし、そのタブーを破り、この作品はラジオシティで製作してる。
なので、一度観て欲しい。
でもどんなスゴイ方法で作っても?どんなにお金をかけても?
作品が生きてないと意味がない。
リックベンソンはキャラ作りの天才なので
この作品は生きてる。
ハリウッドやディズニーとはちょっと違う
CG作品だ。
エバックはHPやプログラム、音楽だけなく、
一応CGもやってる事が解ったでしょうか?(笑)