不思議な体験

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本日は2回目の外泊許可が取れて
どこに行くでもなく、家でエラとゆっくりしてる。
でも、本日の夕方には病院へ戻らないとならない。
そうそう、このブログにコメントが書けないので
エバックのBBSに書いて欲しい。

今回の手術で不思議な体験をした。
それが忘れてしまいそうなので
思い出しながら書いていこうと思った。

病院に入って最初の対応をしてくれた看護婦さんがいた。
すごく気さくな人で仮にTさんとしよう。
点滴の針を2回失敗したら、他の人を呼んで来る
面白い人だ。しかし、気持ち的に仕事っぽくなく
私たちに不安感をまったく持たせない人だった。
確かに今の病院の看護婦さんはみんな完璧だ。
でも彼女だけは、もっと親しい感じがした。
この歳で、別に俗に言う好意を持ったワケでもない。(笑)

さて、朝9時より手術の準備がされ、肩に点滴を入れられ
そこより麻酔が入れられる。ベッドごと手術室に運ばれるのだが
手術台の前では、車に酔った感じでもうろうとしてる。
記憶はそこまで、私を手術台にみんなで乗せたまでは覚えてる。
つまり9時20分くらいまでは記憶があった。

次に気がついたら?例のTさんが横にいて
「気がつきましたか?今は朝の9時XX分です」と、にこやかに言った。
一瞬、まだ始まってないのか?と疑ったが
身体がまったく動かない。声も出ない。
そのまま また気を失った。

すると そこは見覚えのある景色があった。
白い床、白い壁に鮮やかなブルーの細い線の縁取りがある部屋
私の正面には大きなガラスがあり、宇宙が見えていた。
床が宇宙ステーションのように丸くゆがんで遠くが見えた。
そのガラスに私の身体情報のインジケーターパネルが
半透明で写ってる。とっても綺麗だった。
手術中もこのイメージにいた事を思い出した。
そこに、看護婦さんが現れ
とってもTさんに似てるのだけど、ちょっとCG顔のような、、、?
制服も床や壁と同じ、白の看護婦さんの制服に青の線が縁取りされてる。
その人がにこやかに「私はガイドです」と言った。
たしかに、手術中というか?この空間でいろいろ助けてもらった気がした。
しかし、それは彼女が直接手を出したワケでなく、
ガイドさんのように案内されて、アドバイスされただけだった。

このイメージの中で水が欲しいと思った。
するといきなり口に吸呑器が入れられ水が入って来た。
最初はむせて傷も痛くてひどかったのだが
ガイドさんが「吸わないで、含む感じで飲んでください。」と言う
目を開けるとTさんが私に水を飲ませてる。
なんで?Tさんは水が欲しい事を解ったのだろう??

その後、あまりTさんには逢えず、他の人が担当してたが
それはいろいろ器具が外され、頭もすっきりして元気になっていった。
朝にトイレに行くときに、久々にTさんに逢ったのだが
なんか?顔が違って見えた、、、、。
声や話し方はガイドさんと同じなのだが
背も小さいし、顔もよく見ると違うのだ。
結構歩きながら話したのだけど
やっぱ違う気がする。

でも命の水先案内人は、やっぱいるような気がする。
なので、どんな事になっても?
信用できるガイドの言うとおりにしましょう(笑)


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