ちょっと不思議な話

| トラックバック(0)
今月の18日で初めての入院より一年経った。
でも 昨年はこんなに寒く無かったような気がする。
UFOの話に続き、ちょっと不思議な話をしよう。

今回の抗癌剤で40度くらいの熱が
2~3日続き外泊も出来なかった。
人間、そのくらいの熱が出ると
いろんな夢や幻想が出てくる。
北海道に帰って来て初めてやった仕事が
宝石屋さんのCMで(映像は大林組だった)
タンゴをシンセでやりたかった私は
本当に苦労して普通の練習スタジオで
レコーディングした時の様子とか
すっかり忘れていた記憶が鮮明に
蘇ったりする。

その中で不思議な夢を見たので
その話をしよう。

入院中、ふ~さんは毎日来る。
ふ~さんは夕飯1~2時間前くらいに来て
ベットに腰かけ足を揉んでくれる。
そのあと、ベットにそのまま腰かけて
音を消して私の枕元の横にある
テレビを見る。
ちょうど私の右側を斜めに見てる感じだ。

熱にうなされ少し眠ったあと
目を開けたらそこには羽根飾りを頭につけて
目のエッジを太くしたメイクをしている
薄い皮の服を着ている女性がいた。
その背景には小春日和の空と山々と大草原があり
私はゴワゴワのなめした皮をかけて
同じように横たわっていた。

その女性が見てる目線の先には子供たちがいて
踊りの稽古をしている。
たまにその子供たちの動作が止まると
その女性が立ち上がって
綺麗な舞を見せ、子供たちが頷く。
どうやら踊りを集落の子供たちに
教えてるようだ。
身体にかけてある皮の臭いや薪を燃やす臭いが
解るほど鮮明に感じる。

その女性がこっちを向いて
何か言うのだが日本語ではない。
でも言ってる意味は解る。
「寒くない?」と聞いている。
寒くないよと答えると
その女性は微笑んだ。

なんと正面を向いたその女性はふ~さんだった。
少しシワが多くて民族的なメイクをしているので
雰囲気が違うけど、ふ~さんに間違いない。
そして頷きながら斜め右側の子供たちを見る。
空に向かって手を伸ばすと目に映った私の手は
今より少し筋肉質で浅黒かった。

そこでその夢は終わるのだが
それが前世なのか?来世なのか?
パラレルワールドなのか?
解らないけど、ずっとふ~さんといるらしい。
ちょっと嬉しかった。(^_^;)

一年経ったので
「一年間色々ありがとうございました。」と言うと
「一年間生きててくれてありがとうございました。」と
言われた。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.evak.net/how/mt/mt-tb.cgi/155